水は、空気の中にある。

その水を集めるバックパックを開発しています。仕組みと、私たちが目指していることを紹介します。

空気の流れを追う

空気が、2枚の冷たいパネルを通る。

湿った空気がケースの前面から入り、各モジュールの冷たいパネルを通って、上部から出ていきます。

露点より冷たい面では、空気中の水分が水滴になります。夏の冷たいグラスと同じです。いまの主な制約は、熱を外へ逃がすことです。

前面の通気口 冷たいパネル 上部の通気口

水滴は、一つのタンクに集まる。

冷たいパネルの小さなディンプルに水滴ができます。砂漠にすむ甲虫の背中から借りた発想です。水滴はトレイに流れ、2つのトレイから、ケース下部の一つのタンクへ集まります。

冷たいパネル トレイ タンク

卓上試験中、集水パネルから水滴が皿に落ちる様子。
実物の様子。卓上試験で、集水パネルから水滴が落ちます。

ケースの外のフィルターを通って外へ。

水はタンク下部の出口から出て、ケース側面のインラインフィルターを通ります。フィルターは手が届きやすく、交換しやすい位置にあります。

水そのものの検査は、まだ行っていません。

タンク フィルター チューブ

バッテリーは中に、太陽光パネルは外に。

ケース内のバッテリーで、モジュール、ファン、制御部を動かします。別に持ち運ぶ折りたたみ式の太陽光パネルで充電します。

次に、目指していること

目標は、背負う1キロあたりの水を、もっと多く。

どれだけつくれば十分かは、バックパックによって変わります。だから、どの試作機も一つの比で評価します。つくる水の量を、背負う重さと使う電力で割った値です。

試作機を評価するものさし

  • 水を、もっと多く。 2つのモジュールを並べ、パネルを冷たく保つ新しい熱の経路をつくります。

  • 重さを、もっと軽く。 すべてを一つのケースに収め、タンクも一つを共用します。

  • 電力を、もっと少なく。 折りたたみ式の太陽光パネルでまかなえるように。

重さが大事な理由

水道から離れて過ごす日数

3日

9kg

の水を運ぶことになります

1人1日3リットル。日本の家庭に備蓄が呼びかけられている量です。バックパックが水を一リットルつくれば、運ぶ水が一キロ減ります。 首相官邸 (新しいタブで開きます)

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